眉のワックスのお姉ちゃんは、妙に落ち着いて感じが良かったので、私のNY時代の”眉シェイプの達人”の逸話を披露してしまった。
5年以上前の話。当時、スーパーモデルが行きまくっているという中国人の”眉シェイプ”の達人の話を聞いて、うれしがりの私は即予約をとった。なんと2週間待ち。サロンはバウリーあたりの場末っぽい場所にあった。中は小奇麗で、訪れたスーパーモデルの写真や記事がそこら中にあった。
達人が現れた。小太りの、中国から出て来たばかりって感じのおばはんで英語も酷いし荒っぽい。イスに座るといきなり三角定規を取り出した。ここらの演出がなかなか効果的。達人はしかめっ面で、色々角度を思案した後、毛抜きで手際良く眉を整え始めた。この間10分程。
成る程、顔がきりっとした錯覚に陥る。達人は一ヶ月半後にまた来いと言って、立ち去る。チップも入れて55ドル程払った記憶がある。
次の日、友達に”何か変わったのわかる?”と聞いたけど反応は無かった。まあ、スーパーモデルはそもそもハードウェアがいいから...ちょっとチューンアップすればそれなりの効果が出るんだろうな...と少し高いレッスン料だった。其の後は、おなじみのインド系の$5のスレディング(糸を使うテクニーク)に戻った。
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