Saturday, July 24, 2010

肉食系犬と草食系犬

先日は草食系大統領の事を書いたけど、今日はわんこにも肉食系と草食系がいるという事をちょっと書いてみよう。

わんこの食事は肉中心だけど、ドッグフードには野菜や穀物も含まれているし、最近はベジタリアン・ドッグフードも売ってる。実際24才まで生きた長寿犬はベジタリアンだったらしい。

最近ふと思ったのだけど、今天国にいるコナンは超肉食系の犬で、ペイス(通称大福)はとことん草食系。ペイスは耳が聞こえないので特殊要因もあるが能天気の癒し系、反面、コナンは飼い主としての私を常に満足させてくれたお利口さんだった。

肉食系のコナン:

草食系のペイス:


コナンは優等生犬だった。カメラを向けると最高の顔してくれたし、5番街をリーシュ無しで歩ける様な犬だった。私が話しかけても、言ってる事理解してんじゃないかと錯覚させる様な。その上、緊張感が漂っていた。
ペイスはそんな事おかまいなし。能天気でリスも逃げない様な犬。ドチラもボクサーで体重も同じ位だから面白い。

人はこう言った:
コナン:ゴージャス、美しい、怖い、立派、セクシー(近所のゲイのお兄さんが会う度にそう言った)、強そう等。
ペイス:かわいい(どこでも、これだけ)、そんでもって”柔らかいね”と触られる。

他人に会うと:
コナン:気に入った人にはアイソ良いが、気に入らないと完全に無視。変なやつを嗅ぎ分ける能力があった...近所の変なおっさんとか。
ペイス:誰にでもフレンドリー。

雄犬に遇うと:
コナン:なぎ倒して踏みつけて(噛まない)降参させた。
ペイス:レスリングしてわざと負けてたりして友達になる。

雌犬に遇うと:
コナン:雌犬にめちゃもて。でも気に入った子としか遊ばない。
ペイス:雌犬に相手にされず、一生懸命機嫌をとる。

私が帰宅すると:
コナン:短い尻尾とお尻を振って、飛びついたり踊ったりして熱烈歓迎。
ペイス:"ああ、帰ったの”という感じで一応玄関まで来るだけ。

猫やリスがいると:
コナン:気配だけで慌てて逃げられる。それを全速力で追っかける。でも、"フリーズ”と言うと一瞬でやめる。
ペイス:殆ど無視。でも、蝶やトンボを追っかけるのは好き。

歯磨き:
コナン:大嫌い、でも我慢。
ペイス:大好き、毎晩決まった時間に催促する。

健康:
コナン:3ヶ月毎に何らかの理由で獣医に行ってた。膝のケガに悩まされた。でも10才でこの世を去るまで、4才くらいの健康な外見を保っていた。
ペイス:過去3年近く、全く問題無し。

コナンもペイスも滅多に吠えない。ただ、コナンは雄犬に遇うとたまに地響きの様な吠え方して威嚇した。私が「ママはそんな子嫌いよ」と言うと尻尾を振って「ごめんね、ごめんね」と一生懸命甘えてきた。コナンが逝って3年近く経つが、時々コナンに対する期待値高過ぎて、可哀想な事したんじゃないかと思う。空気を読みすぎる犬だった。毎日ルンルン気分で生きているペイスと比べると、ストレス溜ってたんじゃないかと思ったりする。

3年前にコナンが逝って未だにトラウマが抜けない私であるが、ペイスが癒してくれる。妙に愛情表現がぎこちなく、無機質で存在感も薄い犬ではあるが、彼のマイペースな生き方に教えられる事は多い。

犬の性格を比べたってナンセンスなのだし、ママはコナンもペイスも同じだけ愛してるからそれでいいんだけど。滑稽な位対照的なんで、一度書いておきたかっただけ。

Friday, July 23, 2010

草食系大統領

昨日友達と最近のオバマの腰抜けぶりについて話に花が咲いた。

私は『草食系黒人大統領より肉食系女性大統領の方が今の時代に必要だった』と言った、ちょっとニュアンスが伝わりにくかった。アジアだと肉食草食系的表現はピンと来るのだろうけど、適切な英語の表現が思い浮かばなかった。

草食はherbivore、肉食はcarnivore。野生の世界はpredator & prey (補食と被食)、肉食は強いもの、草食は弱いもの的イメージになるし、ベジタリアンだからといって草食系の人柄とは限らない。

多様な人間性を肉食か草食で分けてしまうのは間違っているだろう。寧ろ雑食系の人間の方が多い。

ただ、オバマを見てるとどうも草食系男子のイメージに故意に徹している様な気がする。彼の政策は傷ついたり傷つけられたりするのを避けるタイプ。だから人種問題に対する発言は極力避ける(右翼が大騒ぎするから)、リベラルのアジェンダを強引にプッシュせずコンセンサスを求める。

ただ、この国で肉食系の黒人大統領は考えられない。オバマは学者肌で雄弁、感情をあまり顔に出さない精神的鍛錬も。それでも、コンサバ系やTea Partyは『アメリカを取り戻せ』と叫んで練り歩く。草食系のオバマでさえ十分怖いと思う白人がいるのだ。

因に肉食系黒人政治家として人気上昇中なのが、ニューアーク市長(NJ)のコーリー・ブッカー。彼は、ロードスカラーでイエールのロースクール出身という申し分のない学歴。彼は、煩いと思う程良く喋るし、感情的な熱い政治家。彼の活躍ぶりは映画にもなった。




まあ、彼は自分のエレメントの中で大活躍しているわけで、オバマの様に南部の白人へのエクスポージャーがない。彼が全米をベースに活躍する事になればどうだろう。コーリーは南部の白人に対して"怖いタイプ"という印象を与えるだろう。

ルーズベルト大統領は軍隊に於いて黒人兵を白人兵と統合した。この時90%以上の軍人はそんな事はとんでもない言ったという報告もある。それでもルーズベルトは押し切ったのである。もちろん、ルーズベルトの人権政策に関しては数々の汚点はあるが。

現在、米国の過半数の国民はゲイはオープンで軍隊に参加出来るべきと言っているにも拘らず、オバマの動きは緩慢であり、軍隊幹部の動向の様子見している。白人の大統領だったら、こんなに躊躇するだろうか?

とはいえ、私は草食系男子の方が好み。今までお会いした草食系男子の方は、"lose the battle win the war −孫子"という事をよく心得た賢い人が多かった。また、ブルース・リーも“the way of intercepting fist"なんて言ってたし。反面、肉食系は短期的ゲインを求めすぎる傾向がある。
オバマは腰抜けなんて文句言い乍らも、実は彼は孫子の兵法を確り理解してるスーパー草食系戦略家であって欲しいと応援しているのが本音。


Thursday, July 8, 2010

英語ペラペラは不要...ゆっくり喋ろう。CSI Miami英語勉強法。

『あの人は英語ペラペラ』なんて言い回し何十年も聞いてうんざりしてる。
最近はどこぞの社長さんが、社内では英語が公用語になるなんて言ったら賛否両論で大変みたいだけど...別に流暢になる必要なんかないのよ。通じれば。意識して早く喋る必要なんか全くなし。

ゆっくり喋ろう...ゆっくり喋れば、落ち着いてミスも少なくなるし、頭の中も整理しなら話せる。慌てて喋ると、要らん事まで言ってしまうのでビジネスでは失敗の元。マーケティングの秘訣は"巧い聞き手になる事”というのは、アメリカでも同じ。慌てても絶対顔に見せない。伝わらん言葉があれば、"In other words..."と言って、類義語で言い換えればいい。ゆっくり喋ればそういう余裕も。しかも、早口な奴は、詐欺師まがいに聞こえるもんよ。

ゆっくり喋ろう...でも格好良く。お手本は、CSI Miamiのホレイショ・ケイン。このタイミングとリズム、この落ち着き方を身につけたら怖いもんなし。お試しあれ。


Wednesday, July 7, 2010

Effortlessといふこと。

Effortlessという言葉が好きだ。最近忘れていたのだけど、このマービン・ゲイのビデオを見てふと思い出した。



世の中には達人と呼ばれる人たちが五万といる。ただ、その中にEffortlessさを感じさせてくれる人は少ない。達人たる人々の影には大きな努力がある、ただその"努力"の部分を全く感じさせず"やってのける”人がいるのである。この表現を初めて知ったのは、アレサ・フランクリンを聞いていると、一緒にいた友達が"彼女の声はeffortless"と言った時。

Effortlessなパフォーマンスを見ると鳥肌が立つ。

ウサイン・ボルトの走りっぷり。
スティービー・レイ・ボーンのダウンホームなギター。
スティーブ・ジョブズのプレゼン。
ジェレミー・アイアンズの演技。
オバマの演説(最近はイマイチ–というか、当たり前になっちゃって気の毒とも言える)。
ビル・クリントンの説得力。
エリック・シュミットのギークさ。

とはいえ、Effortlessな人は有名人だけじゃない。日常生活でもたまーにお目にかかる事はある。

近所で見た黒人の牧師さんのお説教。
昔の上司、キャッシュ・フロー・モデルの操り方。

Sunday, July 4, 2010

iPhone 4, アンテナの件。

iPhone 4、1週間ちょい使って私は満足してるんだけど...例のアンテナの件ではファンの間でも色々文句が出てるのも事実。

電波の受信に関しては、私のリンゴ友達は一部を除いて問題なし、又は以前受信出来なかった所でも受信出来る様になったという報告が多い。勿論こういうニュースは注目を集めない。また、この件で大騒ぎしているのは米国内だけだと思う。
iPhone 4のアンテナは外部のステンレス・スチールの部分であり、左下の切れ目を手のひらで押さえ込むと受信を占めすバーが落ちるという事が問題になっている。

とはいえ、ノキアやDroid, Nexus Oneでも同様な問題が報告されている...ただ話題にならないだけ。








アップルは、受信表示の不具合が問題であり近々fixすると言っているが、これはハードウェアの問題だと主張する人も少なくない。

老舗のConsumer Reportはこの問題は今に始まった事ではないという記事を出している。ボトムラインは、これは決してディール・ブレイカーではないという事。

先日スタバで友達にこの件の説明を求められたので、披露して上げた。裸のiPhone4を手のひらでぎゅっと握って念力をかけて、受信表示のバーはどんどん落とした。友達曰く:Who the fuck would hold a phone like that? Non issue... と笑ってた。こんなもんなのよ...一般の人の受け止め方は。

この件に関する私の意見? アップルに少し失望した。発売前に対処出来なかったのかという疑問、電話の持ち方変えたら..という安直な返答...Android軍団が台頭する中、連中を小躍りさせる様なネタを与えて欲しくなかったのよ。