Saturday, August 29, 2009

Teddy the Liberal Lion

テッド・ケネディ議員の死は、リベラル派にとっては大きな痛手。彼は最もリベラルな議員として貢献して来たが、コンサバ系の大物を手なずける名人でもあった。

ケネディ兄弟の末っ子で、やんちゃだった彼は、若くして3人の優秀な兄貴達を亡くし、甥や姪の父親が代わりとなりケネディ家を背負う事になる。コンサバ連中はテディを赤面のアル中野郎と呼ぶ。でも、これだけの悲しみと重荷を直ちに克服出来る強い人間なんてどれだけいるだろうか?

神様が彼に与えた贈り物は”時間”だった。30才という若さで上院議員となり47年間兄貴達の夢を継承し実現に務めた。彼は数々な進歩的な法案を通し常に弱い者の味方であった。イラク戦争反対の旗頭でもあった。困った人がいると、”私に出来る事はないか?”と手を差し伸べる、後輩議員の世話を焼くのも好きだった..と政治家としてではなく、リベラルな人間のお手本の様な人だったという。

彼は愛犬家としても有名で、何処へ行くにも2匹の犬を連れ、議事堂でもリーシュなして平気で連れて歩いていた姿、忘れられない。オバマの犬、Boもテディからの贈り物。

ケネディ家の時代は終わったのだろうか? 確かに、彼はオバマにトーチを渡したのは象徴的、でも3代目のジェネレーションは地味ではあるが、環境問題や障害者の為に活躍している。テディの議席を誰が継承するかという話題で、浮上するのがジョー・ケネディ Jr..ロバートの長男。彼は下院の経験もある。

最近、オバマが’少し優柔不断でリベラル派が欲求不満状態。医療保険改革だって、企業から政治献金してもらってる限りはある程度の譲歩が迫られる。テディーがオバマを支援したのは彼のリベラル魂に希望を見いだしたから。天国に行った彼の夢をかなえて欲しい。それって再選される事より大きな課題だと思う。そのくらいの意気込みで臨んでもらわないと、折角盛り上がった若い世代も”所詮政治家だ”と思うだろうし。これは私からの”Tough Love"。




Sunday, August 23, 2009

Targetはやっぱり楽しい。

ターゲットが近所にオープンしたというので、飛んで行った。
ターゲットはウォルマートに次ぐ大型スーパー。でもウォルマートよりお洒落でお店もクリーン、中産階級を引きつける。ところが最近、ウォルマートもターゲット並に店を魅力的にし、その上不景気も手伝ってターゲットが不調気味。

Target 1

やっぱりターゲットとウォルマートの決定的な違いは、買い物が楽しい事(働いてる人たちも楽しそう)、何時間でもウロウロしたい...反面ウォルマートはやはり安いけど必需品を買ったらさっさと出たい。

Target 4

最近、ミッシェル・オバマはターゲットの服を着てエアフォース・ワンのタラップを降りた。30−40ドルのサマードレス。これは一種のファッション・ステートメント。ターゲットはこういう技が巧い...安物を決して安物に見せない、チープ・シックというか... 見事な色彩のディスプレーは目が踊ってしまう。 

2009-08-19-89817739.jpg

もう一つ目を引いたのは、健康志向。例えば、この有機チョコレート豆乳、他の店より1ドル安い2ドル69セント。この辺がミドル・クラスを引きつける決め手なんだろうなあ。

Target 2

無印良品て、結構NYで積極的に展開してるけど、ターゲットに無印コーナーとして出店してくれたらなあ....なんて夢みたいな事言ってる。スタバだって各ターケットに出店してるし..

因に、アップルのリーテル担当のロン・ジョンソン氏はターゲットの16年ベテラン。


Thursday, August 20, 2009

Pickpocket(すり)がputpocketsに???

ロンドン発の面白い話を聞いた。
20人の元すり(pickpocket)がputpocketを始めた。すなわち、お金の入った財布を通行人のポケットやバッグに入れる。財布の中には5ポンドから20ポンドまで入ってる。

これは、英国のブロードバンドの会社TalkTalkが始めた企画。予算は10万ポンドとか。英国民は企業に対し懐疑的になってる、お金を市民に還元して笑顔をとり戻せたらって.. ちょっと”あく”のあるジョークみたいなこの企画、英国人ぽくていいなあ。

こんな感じ...




Sunday, August 16, 2009

コナンの二回忌

コナンを天国の送って2年経ちました。
コナンは近所でも有名、私の名前を知らなくても、誰もがコナンの名前を知ってました。5番街をリーシュなしで歩ける様なお利口さんで、私を喜ばせる事が使命の様に生きてくれました。


この事は以前にも書きましたが、同時テロの日(当時WTCで働いてました)、コナンが変に愛嬌をまくので会社をもう一日休む事にしたんです。あの朝、コナンは私にピッタリよりそって...離れませんでした。一機目が突っ込んだ時の爆音、コナンは体で感じていた様です。

あの朝、普段早めに出勤する友達も二日酔いで遅刻して助かったという例もあります。 偶然といわれても仕方ありませんが、何人もの大好きな恩師や友達を失った私には、単にラッキーだったと思えないのです。

コナンが逝った日のトラウマは今でも引きずっています。コナンの写真やビデオ、未だに正面から見る事が出来ず、楽しかった思い出が頭を過ると大泣きする事もあるんです。

このコナンのビデオ(youtube)、33万人も見て笑ってくれました。このブログに貼付けましたが、未だにビデオを見る勇気出ません。 


同時テロ、コナンの死を通して、死ぬ事を恐れなくなりました。自分の番はその内来るだろうし、その時は向こうでコナンが待っていてくれる様な気がして....


Thursday, August 6, 2009

"Cute as a button"だって???

Pace(ボクサーもどき)と散歩してると、”your dog is cute as a button"と何度も言われた。この犬、40キロの大型犬、変な褒め方だなあ...と気になった。この子は、一応ボクサー犬。厳つい印象があってもいいんだけど。 ボタンみたいに可愛いってイメージ的に、赤ちゃん、犬ならボストン・テリアとか、シーズーとか...南部の言い回しかなあなんて思ってた。

Cutie 3

天国にいるコナンちゃんは、”立派”とか”ゴージャス”という褒め言葉だったよなあ。可愛いけど、筋肉隆々で眼光も鋭く凄みあったし。


語源を調べてみると、やっぱり小さくて可愛いものに対する表現であり、英国で初めて登場した文章は鶉の関する事だったらしい。

Paceちゃんは、子犬の時に捨てられて、その後タライ回しにされたせいか妙に人なつこい。誰にでも無差別に愛想を振りまく。確かにその仕草が小型犬の様。耳が聞こえないから、私の合図を常に求める。毎日かなり歩かせるのに、筋肉が付かず、触ったらマシュマロみたい。

とはいえ、夕べの散歩は面白かった。歩道を歩いてると黒人の家族が5人歩いて来た。Paceは喜んで挨拶に行こうとする。ところがその家族、揃って顔が引きつり、立ち止まり、引き返そうとする。ああ...怖いんだ(私の経験から言うと、黒人で犬を怖がる人って多い)。ところが、この子は如何してもお愛想したくてひっぱる。彼らは一層怖がって逃げ出した。

そうか..こんな能天気なポヨポヨ犬でも怖い人っているんだなあ。やっぱりPaceはボクサーだったんだね。


Sunday, August 2, 2009

"Birthers"に関してメディアが語らない事

オバマは実はアメリカ生まれでなく、ケニアで生まれ、出生届も怪しい...よってオバマは大統領の資格がないという陰謀論を叫ぶ連中が”Birthers"。サポーターは例によって超右翼。共和党支持者の40%以上がオバマは実はアメリカで生まれていないと思っているという結果も出た。

共和党の政治家は、ベースの感情を逆撫でするのを怖がり、この説に信憑性があるとも示唆者もいる。リベラル系は、”相変わらず低能な奴らだ”と一笑に伏しているのが現状。私もその一人だった。

先週、Birtherの首謀者、女王蜂と呼ばれ全国を飛び回っているOrly Taitzというおばさんのインタビューを見て、寒気がした。このおばさん、ロシア系イスラエル人のアクセントが非常に濃い。

あわてて調べてみると、彼女はどうやらモルドバ出身、イスラエル経由でアメリカに来ている様だ。そこで頭に浮かんだのが、アヴィグドール・リーバーマン、イスラエルの外相で超(過激)タカ派、反オバマで知られている。彼もモルドバ出身。
グーグルしたら、同じ事考えてるブロガーもいる様だが具体的なコネクションは立証するに至らない。また、KGBのエージェントだという記事もある。

彼女の資金は何処から来ているのだろうか? メディアは彼女に煽動されている連中のアホさばかりをテーマにしてるが、彼女の動機が本当は何処にあるのかを完全に無視している。イスラエルが絡むと面倒な事になるから故意に避けているのか?

リベラルは、教育レベルが一般に高いせいか、こういうデマが発生すると”馬鹿馬鹿しい”と言って軽くあしらう傾向がある。クリントン時代も同様の失策があったし、ケリ−の大統領選挙戦の時も、例のスイフト・ボートの広告を本気にしなかったのが致命的な打撃となった事を忘れている。オバマが大統領になったといえ、アメリカはそれ程進歩的になった訳ではない。寧ろ、オバマを絶対支持しない層の声が高まっている。この様なデマは徹底的に撃退するべきだと思うし、そう思うのは私だけではない様だ。