Pace(ボクサーもどき)と散歩してると、”your dog is cute as a button"と何度も言われた。この犬、40キロの大型犬、変な褒め方だなあ...と気になった。この子は、一応ボクサー犬。厳つい印象があってもいいんだけど。 ボタンみたいに可愛いってイメージ的に、赤ちゃん、犬ならボストン・テリアとか、シーズーとか...南部の言い回しかなあなんて思ってた。
天国にいるコナンちゃんは、”立派”とか”ゴージャス”という褒め言葉だったよなあ。可愛いけど、筋肉隆々で眼光も鋭く凄みあったし。
語源を調べてみると、やっぱり小さくて可愛いものに対する表現であり、英国で初めて登場した文章は鶉の関する事だったらしい。
Paceちゃんは、子犬の時に捨てられて、その後タライ回しにされたせいか妙に人なつこい。誰にでも無差別に愛想を振りまく。確かにその仕草が小型犬の様。耳が聞こえないから、私の合図を常に求める。毎日かなり歩かせるのに、筋肉が付かず、触ったらマシュマロみたい。
とはいえ、夕べの散歩は面白かった。歩道を歩いてると黒人の家族が5人歩いて来た。Paceは喜んで挨拶に行こうとする。ところがその家族、揃って顔が引きつり、立ち止まり、引き返そうとする。ああ...怖いんだ(私の経験から言うと、黒人で犬を怖がる人って多い)。ところが、この子は如何してもお愛想したくてひっぱる。彼らは一層怖がって逃げ出した。
そうか..こんな能天気なポヨポヨ犬でも怖い人っているんだなあ。やっぱりPaceはボクサーだったんだね。
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