何故、オバマがこの様な軽卒な発言をしたのだろうか? 2つの理由が考えられる。1つは、彼の黒人聴衆を前にするスピーチは、説教臭くなる傾向が強い事。以前、これに対してジェシー・ジャクソンもボロクソに言っている。スピーチライターも適当にお説教バージョンのスピーチを用意したのだろう。もう1つ理由は、オバマは毎日の様にどこかでスピーチしており、この原稿は事前に読まずに手抜きをしたのだろう。
とはいえ、この発言に対しての反発も多い。辛口の政治系コメディアンのビル・マーは金曜日の番組で、そもそも歴史上一番ヒップな大統領が何たる事言うんだと...いっその事、アップルに国の運営任せろよとも..
このビデオ、アップルは2:20あたりから登場。
ビルはこんな感じの事を主張(彼のジョークめっちゃオモロいけど、日本語にするとダサイのでごめんなさい):
もし国民がギズモやら使い方わからん奴が良ければマケインとペイレンを選んだろうよ。自分たちは、過去に生きてる場合じゃない。お茶会の連中は国を取り戻したいなんて言ってるけど、オレは自分の国は前向きでいて欲しい(これは見事な駄洒落:Tea baggers say "I want my country back", but I want my country forward.)。何故この国では未だに炭鉱事故やオイル・スピルが起きるんだ?馬の大群の踏み潰されて人が死ぬわけじゃあるまいし、2010だよ...月面で炭坑事故があってもいい時代じゃないの?未だに前世紀からの問題、オイル、多額の負債、環境問題しょいこんでる。中略(コインのコストが額面の2倍かかる事を駄洒落入れてジョーク言ってる)。
アメリカはJobsを得る事に注力すべき...Steve Jobsだよ。アップルならオイル・スピルを解決するに、もっといいアイデアがあるだろう。2001年アップルは音楽プレイヤーをreinvent、2007年に電話、今年はコンピューター。2011年は、アメリカをアップルに任せたら? インフラ、ビジネスモデル、ワークしてないもんは捨てちまえ。例えば、さよなら、米国議会、ハロー、ジーニアス・バー。でもスティーブは名前をこう変えるだろう、“iMerica, Govern Different"。
最近、アップルは例のねこばばされた次世代iPhoneやAdobeの件で弱いもの虐めしているとメディアに批判されがち。久々に、この様なポジティブなジョークを聞いてほっとした。
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