Friday, September 5, 2008

マケイン - More of the Same

マケインの演説で、共和党大会の幕が閉じた。
彼の演説は、予想通り自分のバイオを中心に展開、盛り上がりに欠けていた。



「変革が起きようとしている。ワシントンを変えることを約束する」「共和党は基本に返って、失われた信頼を回復させる」と、改革への意欲を印象付け、「私にはそのための力と経験、判断力がある」と強調。ただ、経済に関しては典型的な共和党節であり、具体的な解決策は語られなかった。自分がPOWの時代の話に時間をとった。

今朝、失業率が6.1%に伸びたと発表された。それでも、政府は経済は基本的に大丈夫だと主張。私は、マケインの法人税を減らすというポリシーに賛成である。ただ、金持ちに対する減税はいただけない。ウォ−レン・バフェットも自分に対する課税率が、彼の秘書より低いという事が許せないと言っている。

私自身、マケインはいい政治家だと思っている。共和党の中でも、自分の主張を通してきたしその実績もある。日曜の朝の政治番組の常連でも、左よりの番組にも平気で出演し、ユーモアのあるところも見せている。しかし、この8年共和党のベースのおかげで、国が明らかに後進、国際的な信用も失った。彼の政治感は20世紀的であり、21世紀に飛躍出来るモメンタムを与えられる様なビジョンがない。

Fox以外のメディアは、リベラルよりである(共和党から鋭く避難されている)。仕方ない、報道陣は学歴があり、海外にも目が向いている。だが、Small Town USAはパスポートも持たず、教育レベルも低い。副大統領候補のペイレンも最近まで、パスポ-トを所有していなかった。彼女は大学を出ていない女性を引きつける為に、リクル-トされたと言われている。残念乍ら、こういう層がアメリカの将来を決める鍵となる。だから、共和党は教育に力を入れないのである。大学もスカラーシップなしで行けば、住宅ローン並みの借金を抱える事になる。

90年代にクリントンが勝った時、彼のキャッチ・フレーズは”It's Economy, Stupid"。オバマも同様なブルーカラー層にアピ-ルできる、強力な武器が必要かもしれない。



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