政府は経済・金融復興プラン等を確約していますが、市場自体を立て直す事を意図的に回避。Wall Street = 悪者という典型的なリベラルのスタンスです。
市場が機能せず、投資家が戻って来ない原因の一つは“不信感”。この不信感は、市場の警察であるべき証券取引委員会(SEC)が、空売り屋による市場操作を野放しにしているからです。オバマ政権発足後、委員長も変わりましたが、SECはダンマリです。株価がこれだけ崩壊していれば、銀行だって貸渋りを続けます。そんな状況では、不況は一層悪化するのは必至。
そんな背景もあり、Apple株主グループの有志が草の根運動を始めました。昨日は"Just Fix It"というブログを立ち上げました。ブログだけに留まらず、オンライン署名活動する準備も初めています。第一の目的は“アップティック・ルール”という空売り規制の再設置(説明は下記参照)。
リンク:Just fix it!
ビジネス・チャンネルCNBCのレポーターJim Goldmanも早速取り上げてくれました。
夕べは、そんな事で盛り上がりましたが...なんと今日...フランク下院金融委員長が、“アップティック・ルールは来月再設置”なんて発言。
とはいえ、私たちの始めたムーブメント、空売り屋の悪事が無くなる迄(もちろん市場の流動性の為、空売り屋は必要です)、まだまだ課題はあります。
アップティック・ルールとは、直近の約定価格を上回る水準でなければ空売りできないことを定めた株の空売りに関する規制。この規制はそもそも大恐慌の際、当時のSEC委員長であったジョー・ケネディにより設置。ところが、2007年の7月、現在の市場には適切ではいとの判断で排除されたもの。このルールが無かったため、株価の著しい急下降が可能になり、空売り屋による市場操作が容易になっていたもの。変動率が増大したことにより、リスク回避を促進l。この記事に結構わかりやすく説明されています。
No comments:
Post a Comment