Wednesday, May 2, 2012

Speak Softly, and Carry a Big Stick

これはセオドア・ルーズベルトの有名な言葉。日本では棍棒外交と言われているらしい。オバマは外交面ではタカ派的発言はしないが実行力は評価されるべきだと思う。その例が丁度一年前のオサマ・ビンラディン殺害の決行。オバマは大統領選の時に、「ビンラディンがパキスタンに隠れていたら、国境超えてでも射止める」と公言して共和党からナイーブだと笑われていた。



因みにこの殺害作戦は成功率は五分五分だと言われていたらしい。Risk/ Reward的にはどうだろう。成功すれば短期的な支持率上昇、 失敗すれば再選不可能な位ダメージであっただろう。それでもオバマは決行した。

一周年を記念してビル・クリントンをフィーチャーしたこんなビデオが出た。ロムニーなら多分決行してなかっただろうと示唆するコメントのオマケつきで...


ロムニーは「自分だって同じ事した...」と今でこそ言ってるが、2007年には「一人の人間捕まえるのに金や時間の無駄」と発言しているのは既にバレている。

共和党側はオバマがドヤ顔でビンラディン殺害を自慢しまくりだとヒスを起こしてる。これこそ「お前が言うな」だろう。イラク侵攻6週間後にブッシュJr.は、航空母艦の上でMission Accomplishedの横断幕して(皮肉な事に2003年の5月1日)ドヤ顔演説して大恥かいた。また、同じ年に「率直に言えば、もうビンラディンの事などあんまり気にかけてない...」とも言った。911から2008年の選挙まで、共和党は911911と耳にタコが出来る程言っていたのも事実。

だから、オバマはドヤ顔でもっと自慢してもいいだろうと私は思っている。まあ、それは彼のスタイルではないのだけど。 先週、脳天気なバイデン副大統領はNYUの演説で、オバマは「Speak softly, and carry a big stick」的アプローチであると言った。 一言多いバイデンはこうも言った、「I promise you, the President has a big stick, I promise you...」

今日オバマはアフガニスタンに極秘に到着、現地にいる兵士の前で演説、ハミード・カーザイと米軍の順次撤退に関する合意書にサイン、そして国民向けにその趣旨を伝える演説。ビンラディン殺害一周年という事で、政治的アピールもあるのだろうけど、そんな素振りは見せずサラッとやり遂げた。

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