Friday, August 29, 2008

Let's Drop the Big One - アメリカのタカ派

グルジア紛争問題で、新冷戦が懸念されている。最近のオイル高で急成長したロシア経済、そろそろ軍事力を誇示したいのだろう。オイルや天然ガスの値段に経済やプーチンの政治生命が左右されるから、地政学リスクが高い方がロシアにとっては有利である。



アメリカのタカ派の中では、"Nuke them (nuke’emと発音する)"と言う連中がいる。イランが何か言うと、"Nuke’em"。日本人の私には、鳥肌が立つ様な話。核爆弾を風船みたいに気軽に口にする。こんな連中が、そこらにいるから困る。ど田舎のオッサンだけではない、テレビにでるタカ派の評論家、うちの近くのCENTCOM( アメリカ中央軍)に務める軍人や、銀行員、不動産屋のおばさん...日本に原爆を落としたのは、何百万人に及ぶ日本人や米軍人の命を守る為だったと真剣に信じているから、議論しても始まらない。こんな連中に限って、実際に戦場を経験してない事が多いらしい。ブッシュのお陰で、ヨーロッパではアメリカ人はこんな奴ばかりだと思われている。

そんなタカ派の人たちにこんな歌を送りたい。

ランディ・ニューマンのPolitical Science:



反面、アメリカの超ハト派は、原子力発電を悪の元凶のように思っている。アメリカでは、ここ30年程、原子力発電所の建設が行われていない。あれから技術も発達し、アメリカが社会主義国家と思っているフランスでさえ80%原子力発電。少し、前向きに考えてもいい頃だと思う。

結局、この両極端の少数派のイデオロジーに引っ張られ問題解決が不可能。まさに漁夫の利のシナリオで、特をするのは産油国。犠牲になるのはSilent Majority, 大多数を占める中道派。



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