ブッシュ政権の財務長官は、アルコア、CSX、ゴールドマン・サックスの前CEO達、おじいちゃんと言ってもいい世代であった。ただ、ポールソンは市場の裏表を理解しており、彼が今回の金融危機に際し財務長官であったという事実は、絶対ラッキーだと思う。
彼らに比べ、ガイトナーはスケート・ボードを楽しむ世代。オバマと同い年。経歴も、基本的には公的機関でキャリアを積んでいるのがユニーク。少年時代は、ジンバブエ、インド、タイで育つ。また、中国語と日本語(日本で暮らした経験あり)が堪能らしい。
2003年にNY連銀総裁に就任するが、実務タイプで、有能なファシリテーター、又、経験豊なクライシス・マネージャー。今回の金融危機対策にもドップリ関与しており、市場にとっては継続性が安心材料になっている。また、彼はオバマや民主党と、これといった柵もないことも好感されている。
エコノミストの記事に結構面白い事が書かれていた。
Mr. Geithner looks a lot younger than his 47 years (though not as young as he did before the crisis began). He skateboards and snowboards and exudes a sort of hipster-wonkiness, using “way” as a synonym for “very” as in “way consequential” and occasionally underlining his point with the word “fuck”. In temperament he seems similar to Mr Obama: he is suspicious of ideology, questions received wisdom, likes a competition of ideas and is keenly aware of how uncertain the world is.典型的なMacユーザー・タイプ。
次回は国家経済会議の委員長に指名された、ラリー・サマーズ。
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