最後のマックワールド

今日、市場が締まってから、いきなりAppleの株価が5％急落。あわてて調べると、マックワールドは来月ので終わり、基調講演はSJではなくフィル・シラーというプレス・リリースが出た。

私の頭の中は真っ白になる．．．．

−SJの健康状態の噂が再燃。

−ゴールドマン・サックスのアナリストが言った様に、新製品にあまり期待出来ない？

−SJもうアップルの経営に厭きたのかなあ？

さっき、CNBCのジム・ゴールドマンが、Apple はずっとマックワールドは止めたかった、これはSJの健康状態とは関係ないとアナウンスしたら、株価は2.5％回復してくれた(ビデオ)。

ゴールドマンの記事が面白い。" Politics Not Pancreas the Reason for Jobs' Macworld Exit".

株主仲間の間では、AAPLの大きなイベントは正直訝しいかった。噂が先行して、どんな新製品が出ても、イベントの当日株が急落するから。これで、Appleは新製品をデビューさせるタイミングを自分たちでコントロール出来る。イベントを主催していたのは、AppleではなくIDG Groupであったし。

なぜ最後のマックワールドの基調講演をSJがしないのか？という疑問は残る。SJの健康や後継者問題は、今年になって株価を大きく動かす要因となっていた。SJはまだ53才。引退するにはまだ若すぎる。Appleファンは、今が不景気だから、なおさらAppleに手持ちの現金(＄27billion)を活かして、ライバルを蹴落とす様な素晴らしい商品を開発できるチャンスだと思う者が多い。だから株主も、株の買戻しや配当に現金が使われる可能性も諦めていた。私もその一人。このニュースはそんな希望に少し陰を落した。

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