Sunday, January 4, 2009

イスラエル、ガザ侵攻

中学の歴史の授業で、選民思想とか、シオニズムとか習いましたね。何で神様がたった一つの民族を特別扱いするんだろうと思いませんでしたか? この疑問は今も引きずっています。

極端にイスラエル寄りのアメリカのメディアには珍しく、今夜のCNNは妙にパレスチナ側の言い分も聞く報道をしたんです。アメリカに住むパレスチナ人のジャ−ナリストをゲストに、ガザに住む彼女の父親を電話でつないでインタビュー。バックグラウンドに、爆音も聞こえ、気の毒としか言えない状況。彼女のブログも生の声が聞こえて来ます。


この紛争による死者の比率が1対100であり、イスラエルはやり過ぎだと、アメリカやヨーロッパではパレスチナ人寄りのデモが続発。特に、無条件でイスラエル寄りだったアメリカ人達も、少し目が覚めたのではと思います。

ここで、面白い事実があります。アメリカのユダヤ人は70%以上民主党支持ですが、イスラエルのユダヤ人は圧倒的に共和党支持。今までイスラエルを放任してきたブッシュがいる間に、ガザ侵攻をしてハマスを壊滅するのが目的かもしれません。イラク戦争の立役者であるネオコンの中心人物、ポール・ウルフォウィッツとリチャード・パールはどちらもユダヤ人。案の定、アメリカはUN安全保障委員会の停戦を求める声明をブロック。

そうは言っても、正直私はオバマを100%信用しているわけではありません。オバマの当選には、ユダヤ人の金や力の影響が大きいという事は否定出来ません。オバマはこの紛争に関しては今の所、ダンマリを決めています。現時点では、その方が賢いと思いますが、世論はしびれを切らしている様でもあります。

旧約聖書でユダヤ人は、砂漠の野ロバ(wild asses in the desert)に例えられています。アメリカには、進歩的且つ平和指向の新しい世代のユダヤ人が沢山います。彼らには金も力もある。私は、彼らがどうオバマを動かすかが鍵だと思います。




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