Thursday, December 18, 2008

オバマの初めての失策

順調だったオバマのトランジションに初めてバツが付いた。
オバマのベースのリベラル系は、これだけは譲れないと息巻いている。

オバマは、就任式の祈りをする牧師に、サドルバック教会のリック・ウォーレンを選んだ。彼は、保守派であり、堕胎、同性婚に反対、同性愛は近親相姦と同様だとも言っている。最近も例のカリフォルニアのプロポジション8(同性婚を禁止する法案)を支持した。



このオバマの政治方程式....とうしても解けない。
意見が違っても、仲良くしようって事(”Inclusion")だろうけど、これはやり過ぎ。そうか、若い福音教会の信者が目当て? どうせ、リベラルやゲイは再選の時も民主党に投票するだろうし。

確かにウォ−レンは、世界の貧困や人権侵害、エイズ問題、地球温暖化の解決を説いており、保守派の中では進歩的。それでも、保守派は保守派である。ウォーレンは中道の仮面を被った、原理主義者。しかも、巨大なPRマシーンのついた、メガチャーチの指導者。特に、メガチャーチって、リベラル受けしないよね、凄い商売っけあるし。

8年という長い冬の時代が終わり、やっとリベラル派に春が来ると思っていた。政教分離を待ち焦がれた人も多い。私も、正直がっかりした。

タイミングも悪い。ゲイの人達は、プロポジション8のせいで非常にテンション高まってる。オバマは超リベラル層に大きな借りがある。せめて、オープンなゲイのミリタリー入隊を承認とかでお返ししないと、思いもよらないしっぺ返しがあるよ。


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