一体誰が”アホ”なんでしょうか? メリルリンチはボーナスを例年の1月から12月に繰り上げ、たんまり払いました。メリルはバンク・オブ・アメリカに吸収されます。だから、その前にボーナス払ったという訳です。ここ数年大もうけしていた連中は何億、何十億円というボーナスを受けとりました。今年は40%低いらしいですが、それでもかなりの金額です。本当にアホなのは、そんな連中に救済金を払った政府と納税者ではないでしょうか?
投資銀行は、エリートでも給与は1千万から5千万円とまともです。ところが、ボーナスが億のレベルになるのです。ただ、巨額の損を出し、経済破綻を引き起こし、納税者の金をもらっている現在、ボーナスをもらうのはどうでしょうか?
銀行でも、堅実に儲けている部門もあります。ただ、大もうけできる、業界でもセクシーだと思われる部門、リスクの大きい部門はかなりの損を出したはずです。 ケース バイ ケースだと思います。堅実なリスクの低い商売をしている部門は、従来ボーナスも低かったとはずです。金を借りまくってギャンブルし損をした連中はボーナスをもらう資格はないと思います。今まで支払われたボーナスを納税者に返せという世論も出ています。
医者や弁護士は、過失によって免許を剥奪されます。銀行家が巨額の損を出すというのは、それに相当するのではないでしょうか? 法律的にはそうでは無いでしょうが、無責任なリスクを取り、世界の金融危機を起こしたという責任を認識してほしいものです。
Appleのスティーブ・ジョブズはの年収は1ドルです。そりゃ、自社株やディズニー株を持つ超金持ちですが、株価が下がれば彼の資産も減少します。前四半期に、予想以上の業績を出したのは、テック業界ではApple, IBM, Google、Amazon。過剰な欲に振り回されず、借金もなく、魅力的な製品やサービスを提供してる企業は、不況時にも堅調に好業績を出しています。
ウォール・ストリートは社会主義的ともいえる、政府の補助を受けている状態。此の期に及んで、資本主義の象徴とも言える巨額のボーナスをもらって当たり前なんて、自粛というボキャブラリーが喪失したのでしょうか?
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